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- 2022.06.18 Saturday
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ネットで調べただけでも、歯に埋め込まれたアマルガムや、金属の有害性について力説する歯科医は増えてきたようなのですが、世間的にはそれほど重要視されていないと思います。
まあ、特に気にするような健康問題など無かったり、歯に金属系の詰め物、差し歯(多くの人は外側がオールセラミックでも内部の土台が金属)が全く無い人には関係のない話なのですが・・・ちょっとね、数年前に読んだ『内なるドクター』という本の内容が衝撃的だったので、抜粋します。
というのも、私自身が今まさしく、口内の金属アレルギーに苦しんでいる真っ最中で、しんどいのです。(;−;)
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グラディス・テイラー・マクギャレイ&ジェス・スターン著『内なるドクター』より
ひそかに広がる水銀中毒
私のクリニックには、原因不明の苦痛を訴えて来る患者も大勢いた。
たとえば手足のしびれ、関節痛。頭痛、めまい・・・・。
多発性硬化症らしき症状を訴える人もいたが、検査をすると、多発性硬化症でも他の病気でもない。
私はよくよく考えたあげく、一つのことに気づいた。
それは、患者たちの身体については隅から隅まで調べていたが、歯と歯茎については調べていない、という事実だった。
そこで私は、このような患者を数人、信頼できる歯科医のところに送ってみた。
ホリスティック医学によって、歯だけではなく患者全体を診る歯科医、シーセル・バートン博士だ。
(歯痛とは、身体のどこかから来る第二次感染の結果であることも多い)。
バートン先生は私の知る限り、患者と膝をまじえて個人的な問題も含め、相談にのってくれる、唯一の歯科医だった。
患者たちを送り始めてしばらく経つと、バートン博士から報告書が返ってきた。
その報告書には、患者たちの身体症状の原因を彼らの口内に発見したと書かれていた。
それは主に、歯科治療で使われる合金の詰め物に含まれる水銀、ニッケル・クロームの人工歯冠(クラウン)などで、実際にバートン博士がこれらをはずした結果、驚くほどたくさんの人々の症状が消失しているらしい。
バートン博士によると、虫歯治療に使われる銀の詰め物はアマルガムと呼ばれる合金で、その50%が水銀でできている。
そして、水銀は食べ物を噛む摩擦や圧力、熱いものを飲食することによって、染み出てくる性質がある。
つまり、水銀は口の中で常に蒸発し、体内で吸収されることで、様々な症状の原因になっていると考えられるのだ。
バートン博士は言う。
「全米歯科協会はこれについて、(確かに水銀は多少染み出してくるが、心配する量ではない)と言っています。
しかし心配しなくてもいい、とはどういうことなんでしょうね?
それは確実に体内に蓄積され、水銀中毒を引き起こしているというのに」
スウェーデンでは15年以上も前に、政府が妊婦に対して水銀合金を使用しないように勧告を出し、その後は小児への使用自粛も指示している。
また先生によると、水銀だけでなく、ニッケル・クロームのクラウンの影響も見逃せないそうだ。
「かつて詰め物やクラウンは金の合金でつくられ、プラスチックか陶で覆われていました。
でも金の値段が高騰して、歯科医は安い金属を使うようになったんです。
これらの金属は金の合金よりも硬いけれど、人の口に入れるものではありません。
ニッケルアレルギーをもつ人は少なくないし、あらゆる金属は口中で唾液に接すると、電流や負電荷を引き起こすからです。
金やプラチナなどの貴金属は正電荷を放ち、それ以外は負電荷を放つということをご存知ですか?
負電荷というのは、神経系統を乱すことがあるんですよ」
バートン先生の説明を聞いて、私は長年の疑問が氷解するような思いだった。
30年間、ホリスティック医療の歯科医を務めてきた彼は、きっと真の意味で患者の利益を追求する医者なのだろう。
「それに、水銀に安全な量なんてありません。毒なんですから。
水銀は神経系を脅かし、不眠、鬱病、情緒不安定、物忘れ、頭痛、震え、四肢のしびれ、引きつけ、癲癇、全身性エリテマトーデス、パーキンソン病などの原因になります。
また動物実験によって、水銀は腎臓機能を害し、免疫機能を低下させることで、
その他の様々な病気の原因になることも明らかになっています」
バートン先生の解説は科学的だが、とりわけ説得力があるのは、水銀が含まれる詰め物をはずしたら、実際に患者の様々な症状が消えた、という事実ではないだろうか。
「かつて、慢性の胸痛に悩む40代の患者がいましてね。
絶えず胸が痛いので、主治医は何年もアスピリンと血液を薄める薬を処方していました。
しかし、私がその男性の歯を診ると、6本も歯に水銀合金の詰め物があったんです。
そして、それをはずすと、その男性の胸痛は消え、二度と痛みは戻って来ませんでした。
私にとっては珍しくない症例ですが、こういうことを医学界では(事例体験)に過ぎないといって黙殺します。
つまり、その詰め物を再びその患者の歯に入れ直し、胸痛が戻ってくることを確認するまで、それを科学的な事実として認めないんです」
他にも、バートン先生は水銀中毒が原因と思われる心身の変調の事例を、これまでにたくさん目撃してきた。
ある時は、身体の節々が痛いという中年夫婦の詰め物をはずすと、彼らの症状がそろって消えた。
あまりの快癒に感動した夫婦は、情緒障害に悩む10代の息子を連れて来た。
少年は家に引きこもって、コーラを飲み、タバコを吸い、ロックを聴くだけの毎日を送っていた。
彼は問診表の職業欄に、自分で「精神病患者」と書き入れていたくらいだった。
バートン先生は当時を回想して言う。
「彼には水銀合金の詰め物が9個もありました。
そこで私は、すべての詰め物を取りはずして、害のないプラスチックの詰め物に換えたんです。
すると、2、3日で彼の人生は180度変わりました。
タバコをやめ、食事内容を変え、人生の向上に興味を持ち始めたんですよ。
仕事も見つけて働き出しました。彼の両親は、どれだけ驚き、そして喜んだことか・・・・」
バートン先生の助手の一人は、姉のボニタが救われたと話している。
ボニタは深刻なニキビに悩んでいたが、水銀の詰め物をはずしてもらうと6週間ですっかり良くなり、二度と肌が荒れることがなかったからだ。
また、ある女性が、数日前に左下の歯にクラウンをかぶせて以来、舌がヒリヒリして眠れないとホメオパシー専門医を訪れた。
その医者は水銀合金の害について少し知識があったので、彼女をバートン先生に紹介した。
バートン先生が診ると、この女性の中にも色々な種類の金属があったという。
「入れたばかりの新しいクラウンはニッケル・クローム製でした。
金のクラウンもあったから、正反対の電流が炎症を引き起こしていたんです。
ニッケル・クロームのクラウンを取り、金と陶でできた新しいクラウンをつけると痛みが消え、問題は解決しました」
これは電流と負電荷によって口の中に不調和が生じ、それが心身の不調和につながった例だろう。
「今ではほとんどの歯科医が医者ではなく、歯の大工になってしまいました。
彼らは歯の構造や、あるいは自分の儲けにしか目が行きません。
しかし、医者は患者の全体を見なくてはいけない。
また、患者には、骨の健康管理から学んでほしいですね。
歯が一生を持ちこたえるには、歯だけを見ていてはダメなんですから。
歯を守ろうと思えば、身体全体の健康、健全な免疫系が必要です。
とりわけ、骨がダメになると歯がゆるくなり、それは歯周や歯茎の病気を招く。
歯の外側は不活性で象牙のように無機質ですが、その内側は生きた骨であり、その中に血管と神経があります。
だから歯は無機質ではなく、有機的な生命そのものと言えるでしょう。
そして骨や歯の代謝に、マンガン、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの微量ミネラルが必要なわけです」
(中略)
10数年前にバートン先生が水銀の詰め物をはずし始めた時、アリゾナ州の歯科医たちは、彼をペテン師と言って蔑んだ。
彼らは、バートン先生が金儲けのために患者をだましていると口々に批判したのだ。
しかし、バートン先生は患者たちの健康に貢献しているという自信があったので、ひるまなかった。
彼の患者たちも、症状が改善されたと口コミで伝え合って、卑劣な批判を抑える協力を惜しまなかった。
実際、バートン先生は人々を救うために、この治療をやめるわけにはいかなかったのだ。
たとえば、神経系を侵された7歳児、テレサの症状はひどいものだった。
「テレサは幼い頃、ジュースやミルクの入った哺乳瓶をくわえたまま寝かしつけられていたせいで、乳歯が腐るほど虫歯がたくさんできてしまったんです。
郡の小児歯科医の治療室に連れて行かれたテレサは、ほとんど全部の歯にクローム合金のクラウンをはめられ、
1本の歯には大きな水銀合金の詰め物を入れられてしまってね。
テレサが笑うと、クローム合金の歯がズラリと光っているような状態だったんですよ」
これらの処置が終わると、すぐにテレサの顔はたるみ、口元からヨダレを垂らすようになった。
そればかりか、彼女は片足を引きずって歩くようになり、物覚えが悪く、疲れやすい無気力な子供になってしまった。
歯医者に行く前は、みんなのお手本になるような子供だったのに。
これらはすべて、ニッケルアレルギーと水銀中毒による神経障害の症状だった。
テレサの母親は、内なるドクターの声を聞いたのだろう。
医者たちはテレサが珍しい遺伝性疾患で神経系を侵されたと言ったが、母親は歯科医の治療に関係していると直感して、子供をバートン先生のもとに連れて来た。
バートン先生がニッケルのクラウンと水銀合金の詰め物をはずす治療を行うと、たちどころにテレサの健康状態は改善し、神経障害と思われる症状が消えた。
彼女は礼儀正しく集中力のある活発な子供に戻り、ぐっすり眠ったり、元気に走りまわったりできるようになった。
学校でも、以前のように無気力で疲れることがなくなった。
こうしたテレサの変わりようこそが、すべてを物語っていると言えるだろう。
バートン先生が手足のしびれに悩む年配の女性を診た時には、治療中に泣かれたことすらあったという。
水銀合金の詰め物を取った途端に、その女性はいきなり手を上げ、両手を合わせて泣き始めたのだ。
驚いたバートン先生は、治療の手を止めて聞いた。
「どうしました?」
すると彼女は泣き続けながら、こう言った。
「指先に感覚が戻って来たんですよ、先生!
もう7年も指の感覚がなかったのに、今、感覚が戻って来たんです・・・・」
バートン先生が他の歯科医に何と言われようと構わないと思うのは、こんな時なのだ
自分の経験を信じて誠実な仕事をしている歯科医は、バートン先生だけではない。
カリフォルニア州、マリブ在住のトム・ハーシュ先生もそんな歯科医の一人だ。
「私はもう何年も患者の歯には、水銀の詰め物をしていません。
逆に5百人以上の患者の口から、せっせと水銀の詰め物を取り出しているんです。
先日もウロコ状の発疹が出ている女性の患者が来ましたが、彼女の歯から水銀の詰め物を取ってクォーツの合成物に換えたところ、
1,2週間で発疹が消えました。本当にその変化は驚くほどなんですよ」
ある時、新患がハーシュ先生の歯科医院にやって来た時のことだ。
その患者は肩をがっくり落として、打ちのめされたように見えた。
その様子は、声をかけることさえはばかれたほどだ。彼は無言で椅子に座っていた。
古いブリッジを調べていたハーシュ先生が、水銀合金と思われる一片をつついて取ると、
その瞬間、彼は背筋をピンと伸ばして座り直し、こう言った。
「先生が今、何をしたのかわからないけど、何だか自分が変わったような気がします。
解放されたような気がして、生きてるって感じがするんです」
ハーシュ先生は、合金の詰め物から出た水銀が患者の神経系に入り込み、彼のエネルギーに悪い影響を与えていたと確信している。
先生が古いブリッジをはずし、水銀なしの新しいブリッジに換えると、彼は晴れやかな表情の、落ち着いた人間になっていたそうだ。
「つまりそれだけで、その男性の人生はすっかり変わってしまったわけです」
ハーシュ先生と同じくデール先生も、マリブで開業している歯科医である。彼女は注意深くこう言う。
「予後について、断言はできません。
ある患者は症状がすぐに軽減され、ある患者は水銀が解毒されるまで何ヶ月もかかるんですから。
それは個々人によって、まったく違うんです。
水銀の詰め物を取ったら即座に良くなった多発性硬化症の患者を見たことがありますが、他の患者なら何ヶ月もかかったかもしれません。
私が見たところ、情緒的な人ほど水銀に対して敏感で、すぐに反応が現れるような気がしますが・・・
また、水銀は免疫系に負担をかけるので、体質的に敏感で、安定した生体環境にいる人たちよりも、
ストレスの多い都市部の人々への影響のほうが大きいように思います。
ところで、私は水銀を取った後の処理も充分に考慮します。
つまり、陶と金のどちらがその人の体質に合うか、検査をするんです」
さて、あなたの口内には、これら水銀の詰め物やクラウンはないだろうか?
今現在、これといった症状がなかったとしても安心はできない。
水銀の影響が現れるまで、何年もかかることがあるからだ。
その間、水銀は免疫機能を徐々に落とし、体内に蓄積しながら、ひそかに身体への影響を広げていく。
デール先生は強調する。
「もし、あなたに子供がいるのなら、歯科医が子供の歯に水銀合金を詰めることを許してはいけません。
人生のスタートから有毒な金属を入れるなんて、あってはならない。
知っておいてほしいのは、水銀が陶で覆われていようと、関係ないということです。
水銀は必ず染み出てくるものなんですから・・・・」
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