神を求めてインドへ行き、無神論者になる

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    最近、世界的に有名なヒーラーであるジョン・オブ・ゴッド(神なるジョン)のヒーリングを受けるためにブラジルまで行った方の体験談を目にしました。

     

     

     

    その方によると、結局、病気は治らなかったばかりか、胡散臭いガイドたちに失望し、欧米圏で取りざたされているジョンに関する性的被害などの情報もあって、ブラジル人ヒーラーの全てが信頼できない・・というようなものでした。

     

     

     

    うーん・・・私も過去に同じような経験をしているので、この方の失望と憤りの感覚が、本当によーく理解できます。共感していたら、自分の昔の思い出が蘇ってしまった。いや、今となっては、ある意味で良い思い出でもあるのだけど。

     

     


    あの〜・・ごく稀に、聖者であれ、ヒーラーであれ、やけに信憑性の高いスピ人物っているじゃないですか。

     

     

     

    沢山の人たちの奇跡体験が書かれた本や、科学的態度で奇蹟現象を検証する本も出版されていて、しかも、その人物が無料で活動しているらしいとくれば、本物としか思えないような存在。

     

     


    でも、いざその「聖地」にまで行ってみれば、そこは本に書かれていたような神聖なものは無い世界で、自分には癒しも奇跡も起きないし、単に途上国の現地人たちから詐欺的な商売のカモになるばかり。その聖者は無償の奉仕と言いつつ、信者からの巨額の寄付で、金には不自由しない暮らしぶり。

     

     

     

    違和感だらけで帰国して、当の聖者のレイプ疑惑や犯罪的な慈善事業実態の情報を後から知ると、こっちのほうがよっぽど信憑性があるわ!!となってしまって、その聖者を完全否定するようになるだけでなく、その国の聖者全てがインチキとしか思えなくなる・・・

     

     

     

    その昔、↑こーんな風に、私が盛大に期待を裏切られる体験をしたのは、インドのサティア・サイババとアガスティアの葉でした。

     

     

     

     

    まあ、今となっては、大半の人がどっちも胡散臭いものと思うかもしれないのだけど、あの当時に『理性の揺らぎー科学と知識のさらなる内側』に代表される青山圭秀さんの一連の著作を読んだ人ならば、それなりに理解してもらえると思います。

     

     

     

    私はまだ10代だったので、純粋に影響を受けまくって、インドには、3・4回行き、しまいにはアパートを借りて長期生活をするほどでしたね。長く滞在するようになったのは、また別の理由なのですが〜

     

     

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    それにしても、アガスティアの葉は本当に酷かった。あれは、"指紋を取るだけで、その人の運命が書かれた葉が出てくる" なんて代物ではなくて、指紋を取ってから、Yes/no方式で相手を質問攻めにして名前と生年月日を割り出し、そこから適当にホロスコープを作っただけのお粗末なものでした。(そーいや、ヴォイス社はその仲介やってたなあ)

     

     

     

    それで、何かってーと、「お前のカルマ解消のためにナディ・リーダーに○○ルピー払え」という館でねえ。いや、青山さんが行ったというアガスティア館だったはずなのですが・・・でも、今となっては、そんな事情通の日本人の話もどこまでが本当なのやら。

     

     

     

    そんなわけで、「アガスティアの葉」は、本に書かれていた個人の体験記と、現実との落差を私に強烈に教えてくれた記念すべきスピ物件でした。

     

     

     

    そして、インドから帰国した直後に『裸のサイババ』を読むと、自分がインドで見た"インド社会の闇"と合致したために納得できて、もう「インド人聖者」というだけで、全員詐欺師にしか思えなくなったものです。

     

     

     

    サイババの小児愛者スキャンダル等で沢山の日本信者が離れていく中、陰謀論的な観点から、「あれはマイケル・ジャクソンと同じようにでっち上げられたもの」みたいな意見を持っている人もいて、その時は、「麻原尊師が逮捕されたのは陰謀だ!」とか言ってるオウム信者のような心理に思えたのですが、まあ、実際そういう意見になる根拠もわからなくはないのです。

     

     

     

    未だに、サイババって一体何だったのか判断がつかないんですけどね、私。一時期はサイババを完全否定するようになったけど、少なくとも、『サイババの奇蹟ーインドの聖者の超常現象の科学的研究』を読む限り、あの人、初期の頃はそれなりの超能力があったんじゃないですかね。いや、仮に超能力があっても、全知全能の神なわけがないけど。

     

     

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    私は神様を求めてインドに行き、結局、無神論者になって帰ってくるほどにインドで色〜んなトラウマ体験をしました。(無神論者になった最大の理由は他にあって、もっと複雑だけど)でも、冷静に考えてみると、別にサイババが直接、私に何か酷いことをしたわけではないんですよね。単に、「私に何にもしてくれなかった」だけであって(笑)

     

     

     

    それは、私自身が、神聖なものがあるとすれば、自分の外側にある何かが導いて助けてくれるはずだ、と思い込んでいたので、特定のグルに精神的に依存しまくった結果、盛大に失望しただけ。まあ、この感覚は当時のババ様信者でないと理解できないかも。なんかサイババって特殊な存在だったんですよ、他のインドの悟り系グルではこうはならないんじゃないかなあ。

     

     

     

    『裸のサイババ』で、パンタ笛吹さんが「外側に神を求める時代は終わった」と書いているのですが、あれから17年経った今ではその意味が本当によくわかります。あの頃は、「神がいるのかいないのかもわからないこの世界で、内側の神もクソもないわ」としか思わなかったんですけどね。

     

     

     

    私が痛い目にあってきたのは、インド体験だけでなく、有料ヒーリングでも同じ。まったく、私は外国の名の知れた有料ヒーラーたちに、一体どれだけお金を貢いできたことでしょう。「試してみよう」という疑いを持ちながら受けているので、プラシーボ効果すらも無かったし、ほ〜〜んの少しでも、心や体に肯定的変化をした経験もありません。

     

     

    自分以外の神聖な何か頼って人生の問題を解決しようとして、何かを得られたことなんて無かったのです。

     

     

     

    あ・・・ジョンとヒーリングの話をしようと思ったら、インドの思い出話で終わってしまった。続きは次回に。

     

     

     

     

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    ちなみに、青山圭秀さんに関しては、全くネガティブに思っていなくて

    未だに、好きなくらい。専門は医学なのに彼の文才は素直に尊敬。

    インドも、メディアの報道だけ読むと誤解が多い国で、時々、擁護したくなる。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     



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