難病の先天性魚鱗癬が治癒した少年

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    私は、難病の奇跡的治癒に関する本を読むのが好きです。

     

     

    以前は、自己申告による治癒の話は信じる気になれなかったので、ちゃんと証拠資料があり検証された奇跡的治癒の体験例を探して、本を集めていました。

     

    そういう事例がもっとも豊富だったのは、カトリック信者の奇跡的治癒なんですね。なぜかというと、カトリック教会には列聖というシステムがあり、カトリック的に徳高い人物を聖人認定するには、ある奇跡に対し、医者などの第三者を交えてバチカン列聖省が厳密な調査を行う・・ということになっているから。

     

    だから、「わたくしは、○○神父様にお祈りしたところ、3日後に癒されたのです〜〜」という申告の奇跡的治癒に対して、レントゲンやら主治医の証言やらの証拠資料が、ちゃんと残っているの。

     

    (まあ、陰謀論者だった私には、バチカンの調査なんて信じられるようなものでもなかったのですが)

     

    さすがに全世界で12億の信者を擁し、脅迫的な信仰にガチガチと縛りつけるだけのことはあって、あの宗教は昔から面白い奇跡現象の宝庫です。聖痕だの、空飛ぶ神父だの、踊る太陽だの、マリア像が泣いただの。

     

     

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    で・・・奇跡的治癒に関して言えば、なにも別に証拠資料の提示なんてなくても、医者が自分の患者について語る不可解な治癒の逸話には、潜在意識と治癒との深い関係性を教えてくれるものが沢山あるんですね。

     

     

    こういう例を知れば知るほど、「人間、心さえどうにかできれば、大抵の病気は治るんじゃ??」なんて思えてくるのです。どんなカルト宗教の信者であっても奇跡的治癒は起こり得るだろうというくらい、信念が肉体に及ぼす影響はとてつもない。

     

     

    でも、この類の本は大概がダラダラと医学的薀蓄で占められている分厚い本ばかりでね、私が万人にお奨めしたいようなものって、あんまりありません。かといって、うちの本棚に腐らしているだけじゃ、もったいないので、本の中にあった興味深い難病治癒の例を、今後はちょいちょいと抜粋して紹介しますね。

     

     

    そんなわけで、今回は、ブルース・リプトン著『思考のすごい力』の中に紹介されていた、先天性魚鱗癬(せんてんせいぎょりんせん)という皮膚病を 勘違いからくる思い込みの力で治癒させてしまったお話を抜粋します。

     

     

    乾癬や、アトピー性皮膚炎などの難しい皮膚病で辛い思いをしている人は本当に沢山いますよね。でも希望を持って欲しい。世の中には、もっと難しいとされる奇病・難病を潜在意識の力で治した例が沢山あるのだから。正しい体のケアと信念次第で、自分は必ず治ると信じましょう。

     

     

    あとは、どうやって自分の潜在意識を、だまくらかせばいいのか・・・問題はソコだっ!!(`・ω・´)

     

     

     

     

    -----------------------------ブルース・リプトン著 『思考のすごい力』より

     

     

    1952年、イギリスで、ある駆け出しの医師がミスをした。

    そのおかげで、医師アルバート・メイソンは、短い間ながら学界でもてはやされることになる。

    メイソンは、15歳の少年の疣(イボ)を催眠療法で治そうとした。

    イボの治療には催眠療法が適用されることがあり、かつ成功率も高く、メイソンもそれまで経験を積んできた。
    (訳注:疣はウイルスの感染によるものだが、催眠による疣の治療は当時広く行われており、治癒率はかなり高かったという。
    だが、なぜ催眠によって疣が治癒するのかは解明されていない)

     

    ただし今回は厄介なケースである。

    肌がごわごわになっていて、人間の肌というより、まるでゾウの皮膚のようなありさま。

    しかも全身がその状態で、まともなのは胸だけ。

    ある外科医が皮膚移植で治療をしようとして断念し、メイソンに少年を任せたのだ。

    最初の治療で、メイソンは片方の腕に焦点を絞ることにした。

    少年を催眠状態に導き、この腕はイボが治って健康なピンク色の肌になる、と暗示を与えた。

    一週間たって再びやってきたとき、治療を施した腕はかなり良好な状態になっていた。

     

    メイソンは喜び、少年を外科医のところに連れていった。

    だがそこで、メイソンは自分が医学上のミスを犯していたのを悟った。

    腕が治ったのを見て、外科医はびっくり仰天した。

    メイソンには伝えてなかったのだが、少年の腕は疣(イボ)ではなく、

    先天性魚鱗癬(ぎょりんせん)という、命にかかわる遺伝病によるものだった。

     

    この病気の症状を精神力「だけ」で治すことなど、

    とうてい不可能だと考えられていたのだが、メイソンと少年はそれをやってのけたのである。

     

    メイソンが引き続き少年に催眠療法を施すと、

    最初に治療した腕と同じように、肌の殆どは治癒して、健康的なピンク色に戻った。

    少年はグロテスクな肌のために、学校で情け容赦のないいじめを受けていたが、

    その後は普通の学校生活を送れるようになった。

     

    メイソンが魚鱗癬の驚異的治療について、1952年に『英国医学雑誌』に報告すると、大騒ぎになった。

    メディアが派手に書きたてたために、致命的で、かつ治療法が見つかっていない、

    この奇病に悩む患者たちがメイソンのところに押しかけた。


    だが結局、催眠療法は万能ではなかった。
    メイソンは何人もの魚鱗癬の患者に催眠療法を試みたが、あの少年と同じような結果は、ついぞ得られなかった。

    メイソンは治療に対する確信のなさが失敗の原因だと考えた。
    少年を治療したときは悪性の疣だと思いこんでいて、必ず治せると自信満々だったのだが、
    そのあとの患者の治療にはそういう態度で臨むことができなかったという。


    自分が相手にしている症例が先天的かつ「治療不可能」なこと、

    経験を積んだ医師ならそれは承知しているはずだということを、いやというほど思い知らされた。

    メイソンは予後については楽天的であるかのように振るまっていたが、

    後に、テレビ番組で「私は演技をしていたのです」と語っている。

    このケースでは、心が遺伝的なプログラムをくつがえしている。どうしたらそんなことができるのだろう?

    また、治療に関するメイソンの「確信」は、どのように結果に影響を及ぼしたのだろうか?

     

     

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    *先天性魚鱗癬については、画像検索してみてください。

     

     

    私自身も、医者の態度や言葉の威力というものを、いやと言うほど知っています。良くも悪くも。

     

     

    医者があっけらかんとして、「いやぁ〜こんなの、治っちゃいますから」と言った時のあの安心感ときたら・・。安心しすぎて薬飲むの忘れても治っていたことがありました。

     

     

    医者の態度は、例え、誤診や勘違いであったとしても、本人に重大な影響を与えると思いますね。

     

     

     

     

     


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