夢でメッセージを伝えようとする死者

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以下、マイケル・ニュートンの2冊目の本から抜粋します。マイケル・ニュートンは退行催眠で、中間生(あの世)での記憶を語りだした被験者の記録を集めている人です。ニュートンの本では、肉体を離れた後の魂があの世でどういう行動を取るのかを教えてくれます。まあ、これらが事実がどうかはわかりませんが、自分の生き方を「魂の学び」という視点から考えさせてくれる興味深い本です。




-------------------マイケル・ニュートン著『死後の世界を知ると人生は深く癒される』〜P33〜



この被験者は1935年にニューヨークで肺炎で亡くなったところです。シルヴィアは30代前半の女性で、中西部の小さな町で生まれ育ちニューヨークにやって来ました。彼女の死はあまりに突然だったので、あとに残された母親を何とか慰めたいと思っていました。


ニュートン 死後すぐにスピリット世界へ旅立つのですか。

被験者 いいえ、母にこれを告げなければ・・・。母が私の死を知るまではここにとどまっています。

ニュートン お母さんに会う前に、誰か会いたい人はいますか。

被験者 (ためらったのち)ええ、昔のボーイフレンドのフィルに会いに行きます・・・。

ニュートン 分かりました。フィルを愛していたのですか。

被験者 (間があって)ええ、でも結婚はしませんでした。私は・・・彼にもう一度触れたいのですが、ぐっすり眠っていて夢を見ていないのでコンタクトできません。ああ、もう行かなければ・・・母が私の訃報を知るときにそばにいてあげたいのです。

ニュートン 夢が始まるまでもう少し待って、メッセージを残してはどうですか。

被験者 (きっぱりと)フィルにとって、私はもう彼の人生の一部ではないんです。たぶん・・・メッセージを残しても気づくことはないでしょう。今はエネルギーの痕跡を残していくだけで十分です。

ニュートン 次はお母さんですね。

被験者 はい。母が起きているとき、思考のコミュニケーションをとってみましたが、うまくいきませんでした。私がそばにいない寂しさが母を圧倒しているのです。

ニュートン どんな方法を試したのですか。

被験者 私の思考をろうそくの炎のような光にして、彼女の頭の周りに投射しました。深い愛を込めて・・・。でもうまくいきません。母は私の存在に気づかないのです。次は夢でやってみます。

ニュートン 分かりました。ゆっくりでいいですよ。お母さんの夢をつかまえたら、または自分で夢をつくったら、私に教えてください。

被験者 私は夢をあまりうまくつくれません。それよりも母の夢の中に入るほうが簡単そうです。

ニュートン いいでしょう。では私も一緒についていきましょう。

被験者 最初のいくつかの夢は適当ではないですね。一つめは混乱していて、次は私がいません。ようやく母が一人で家の周囲を歩いている夢を見ました。私がまだ死んでいない時なので母は悲しんでいません。

ニュートン でもシルヴィア、あなたはそこにいませんよね。

被験者 (私に笑いかけて)大丈夫です。夢の中に入ることができるんです!

ニュートン 夢の筋書きを変えられるんですか。


被験者 もちろんです。自分のエネルギーパターンを母の思考に合わせて、原っぱの向こう側から夢の中へ入ります。母が私の存在を自然に受け入れるように、最後に会ったときの私を投影します。ゆっくりと野原を横切り、ほほ笑みながら手を振って近づいていきます。お互い抱き合って、それから、眠っている母の身体に新鮮なエネルギー波を送り込みます。

ニュートン それはどのような影響を及ぼすのですか。

被験者 この光景が母を高い意識レベルへの引き上げ、目覚めた後もこの夢が残るようにしたいのです。

ニュートン 確実に残ると言えますか。あなたに会いたいという願望だと思ってしまいませんか。

被験者 このような鮮明な夢の影響はとても大きいんです。目覚めたときの母の心には、この私がいる風景が生々しく残っていて、私が本当に来たのかもしれないという確信を抱くはずです。

ニュートン あなたのエネルギー伝達によって、夢の光景が無意識から現実レベルへと移行するのですか。

被験者 そうです。あと何日間かエネルギー波を送り続ければ、私の死を何となく感じ始めるでしょう。私はこれからもずっと母の一部であることを分かってほしいのです。




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たとえ最初は、「ただの夢」に過ぎないものであっても、死者は途中からその夢の中に入ってくることが出来るということなんですかね。


もしも、亡くなった家族の夢を見て、それがいつまでも記憶に残る印象的なものであったり、心が慰められるようなものであったならば、本当に夢の中に入ってきてくれたのかもしれませんね。(・ω・。)