奇跡の心霊治療ドクターフリッツ現象〜ルーベンス・ファリア

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        ドクターフリッツ



    旧ブログの頃に、ろくに知られていないことを嘆いていたドクターフリッツについて改めて書こうと思います。

    ブラジルのかなり凄い心霊治療なのですが、日本では精神世界でも全く話題になりません。今じゃ、関連書籍も殆ど絶版になっているので、ドクターフリッツの栄光よふたたび!(´∀`∩)ということで、未練がましくご紹介します。


    ☆☆☆


    ドクターフリッツというのは、もともと第一次世界大戦中に死亡したドイツ人従軍医師ののことです。


    正確には様々な専門医からなる3000以上のスピリット集団だそうですが、ブラジルにおいては、この「ドクターフリッツ」をトランス状態でチャネルする人物が過去に5人現れてきました。


    これまで、ドクターフリッツのチャネル(霊媒)になった者は、突如ドイツ語を喋りだし、麻酔をしなくとも痛みのない外科手術をする・・といった心霊治療を行うのです。


    日本で比較的知られているドクターフリッツのチャネラーは、コンピューター技師のブラジル人男性ルーベンス・ファリアだと思います。私は見ていませんが、「アンビリーバボー」で紹介されたことがあるらしいから。


    ルーベンス・ファリアは、フリッツのチャネラーとしては5人目の人物で、活動期には、ブラジル各都市のスラム街を転々と移動し、一日1000人以上の人に殆ど無償で治療をしたそうです。




    フリッツルーベン
    ルーベンス・ファリア、写真右(ってわかるか)




    「ドクターフリッツ現象」には、チャネラー本人が偽装して成りすますには難しい点がいくつかあります。例えば、フリッツのチャネラーは、ルーベンスより以前に4人いたのですが、本物であるには以下の条件があるのです。


    第一に、チャネリング時にドイツ語が話せるようになること。
    第二に、薬学、生物学、化学、物理学、特に量子力学など常に最新医学に精通していること。
    第三に、ドクターフリッツの歴代チャネラーたち(初代アリゴー、オスカール・ヴィルド、その弟のエディバルド、エドソン・ケイロスの4人)が治療した全ての患者を覚えており認識できること。



    ルーベンス・ファリアはこの3つの条件が揃っていて、過去のフリッツ・チャネラーの患者も認識し、ドクターフリッツが憑依した時には習ったこともないドイツ語や医学の知識を語ることができるそうです。まあ、こういう部分に関しては周囲の証言があるのみでよくわからないんですけどね。


    ☆☆☆☆



    それで、ドクターフリッツ(ルーベンス)が麻酔を使わずに手術する場面があるという『スピリットヒーラー・ドクターフリッツ、奇跡の治療』を見たのですが、これが喉にメスを入れたり、腹部を切開して腫瘍を摘出したり、足に鋏(はさみ)を入れてガンガン叩いたりとスゴイのですよ。


    いや、本当に普通に手術してます。でも、通常の手術との違いは、本来死人のようにぐったりと寝ているはずの手術内容の患者が皆、起きていて喋ったり笑ったり動いていることですか。


    それから、わずかに手元が狂うことも許されないような体の部位に対して、ガンガンと土方仕事みたいにメスや鋏を打ち込んでいるところですか。( ;゚Д゚)


    ドクターフリッツによると、

    「私は自分の霊的なエネルギーを使って、瞬時に患者の脳波と自分の脳波を同調させます。それはセーター波です。そして、患者の脳を感応できるように誘導します。結果的には、脳内にエンドルフィンやドーパミンなどの神経伝導物質を誘発し、痛みを全く感じさせません。」だそうで。



    ☆☆☆



    また、手術が必要のない患者には、謎の溶液を注射します。注射の中の液体に興味を持ったアメリカ人の科学者が、NASA関連の試験所に持っていって調べたら、アルコールとヨードチンキとテレピン油の混合液だったという話なんですけど。 


    人間にテレピン油なんて毒物を注射したら大変なことになるはずなんですが、一体何がどう中和されてるのか、外科手術の必要がない場合の治療がこれ。


    まあ、そんな注射の中身の正体は私が確かめようもないので、どうでもいいんですよ。問題は彼の行っている麻酔をしない外科手術です。


    例えば、ドクターフリッツが無麻酔で弾丸摘出手術を行った話を、牧まさお著『宇宙からの医者ードクターフリッツの奇跡』から抜粋します。




    --------------『宇宙からの医者ードクターフリッツの奇跡』より


    診療室の真ん中に、車椅子に乗った若者が運ばれた。
    彼はスポットライトを浴びて、ドミンゴからインタビューされた。

    英語のわかる医者の一人に小声で、「彼はどこが悪いのですか?」と聞くと、
    その太った医者は僕の耳に口を近づけ、
    「彼は銃撃戦に巻き込まれ、首に弾丸が当たったのです。
    ところが、その弾丸が危険な部位にはまり込んでいて、
    病院の外科医はその摘出手術をしたがらないそうです。」と説明してくれた。

    よく見れば若者の右側中ほどが、赤くこんもりと腫れていた。
    インタビューが終わったあと、彼は車椅子ごと、手術室に運びこまれた。
    僕も昨夜、ルーベンから許可が出ているので、カメラを右手に握りしめ、念願の手術室にまぎれこんだ。

    いよいよ、弾丸摘出手術が始まった。若者は、車椅子に乗ったままだ。
    噂どおり、ドクターフリッツは麻酔の注射も何もしないまま、いきなりメスを皮膚に刺した。
    右手に金属製のナイフを持ち、その柄の部分で、
    コンコンとメスの背を叩きながら、首筋を5センチくらい切り開いた。
    それは、彫刻家が仏像を彫っている場面を連想させた。

    それだけ深く肉がパックリ開いたのに、ほとんど血が出なかった。
    時々、看護婦さんがピンセットでつまんだ脱脂綿で切り口の血をポンポンとふき取るくらいだった。
    ドクターフリッツは、メスを上下に動かしながら、深く首の中に刺し込んでいった。
    手術の最中にもドミンゴは、若者にインタビューしつづけていた。

    若者の顔に苦痛の表情は全く見られなかった。
    それどころか、ドクターフリッツが何か冗談を言ったらしく一緒に笑ってさえいた。
    そうこうしているうちに、ドクターフリッツはメスをピンセットに持ちかえた。
    そしてそれを、切り口に深く挿入し、直径2センチくらいの黒くにぶく光る弾丸を取り出した。
    テレビ局の取材班の間から、「オー」という歓声が上がった。

    「神の存在に触れる」と言えば大げさだが、人知を超えたこの手術に、
    目に見えない高次のレベルの実在を認めざるを得なかった。

    看護婦さんが若者の切開口を針で縫っている間に、次の手術が始まった。
    次は、椎間板ヘルニアの中年男性だ。
    ドクターフリッツはメスとナイフの柄を使って、背骨にそって10センチくらい切開した。
    もちろん、今回も麻酔なしだ。
    僕は、目をそらさないのが自分の義務だと思い、しっかりと直視した。

    椎間板あたりは、人体で一番たくさんの神経が集中している部位ではないのだろうか。
    切り口の皮膚組織の下には、脂肪と筋肉らしきものが赤く露出していた。
    見るからに痛々しいのに、やはり彼は痛がってはいなかった。
    そこへ興味深いことが起こった。
    さっきの医師が自分もその切開をやりたいと言い出したのだ。

    ドクターフリッツがスピリットのエネルギーを使っているからこそ、無麻酔、無痛、無出血なのだ。
    それと同じことを生身の人間の医者が試したら、何が起こるのだろうか。
    まわりの人々は、この医者の無茶ともいえる申し出に、いささか慌てた様子だった。
    ところが、ドクターフリッツは微笑みながら頷くなり、医者の右腕をグイとつかんだ。
    そしてそのまま目を閉じ、黙りこんだ。
    それはまるで、腕から腕へとエネルギーの転移をしているようだった。

    撮影班がかたずを飲んで見守る中、1分間の沈黙が過ぎた。
    ドクターフリッツは、「さあ、準備ができました。どうぞ」
    とでもいうように、医者からゆっくりと手を離した。
    その医者は、ドクターフリッツがやったのと全く同じように、
    メスとナイフの柄でキンキンキーンと切開していった。

    僕は、これはスゴい、と思った。
    テレビ画面の向こうの人々は、この場面を映像で見ても、「ヤラセに決まっている」と思うだろう。
    しかし僕は、この目で見、この皮膚でここの雰囲気を、感じ取っていた。
    これは、自分がどこかの聖地で瞑想して、悟りの気分にひたることとは、異種の感覚だった。
    ここでは、目の前で実際に麻酔もなしに、肉体が切り刻まれているのだ。




    --------------



    ↑これねぇ・・・一番最初に本で読んだときはどうなのかなあと思ったのですが、確かに、パンタ笛吹(牧まさお)氏が見た通りの映像は沢山ありましてね。



    やけに薄気味悪い作りの英語動画ですが、ご覧ください。(・ω・)ノ






    ドクターフリッツのことを知った当時、私は精神世界の情報に裏切られ続けてきたことが原因で、懐疑主義者になっていました。そんなわけで、この「ドクターフリッツ現象」がインチキである可能性をいろんな角度から考えたものです。


    思いつくこととしては、「麻酔なしの手術」とは言っていながら、実はちゃっかり舞台裏では麻酔をして手術していた・・・という可能性ですかね。


    その線で随分と考えましたが、しかし、喉にハサミが入ったまま男性は喋っているし、おじさんは腫瘍を取り出されながらピースしてるし、おばちゃんはお腹にメスや鋏を入れられグリングリンとかき回されても笑ってるし・・・・・・えっと、何コレ局所麻酔?


    患者が起きて喋れるような状態の局所麻酔で腫瘍の摘出は可能なのでしょうか?でも、自分の母親が肺の腫瘍を摘出した時に全身麻酔で手術時間も6時間かかったことを考えると・・・うーん、場所にもよるだろうけど局所麻酔はないわ。


    なんといっても、フリッツ現象で一番痛々しいのが、目の手術です。ドクターフリッツの歴代チャネラーというのは、全員、目の中にメスやナイフを差し込んで、ぐ〜りぐりかき回すんですよ。なんかもー、局所麻酔とか言ってる場合じゃないぞ。



    この「目にナイフ突っ込み治療」なんですが、初代アリゴーの頃から、もはや伝統芸のように継承されてます。あとは、頭に鋏を挿してガンガン叩くこともありましてね。まったくフリッツ博士、荒っぽい医者なんてもんじゃありません。



    本当にねぇ・・ドクターフリッツに手術を受けている患者が、手術中インタビューに答える映像はいくつもあるのですが、「あんた、本当に大丈夫?」って言いたくなるような人たちがいっぱい登場するんですわ。




         この人とかさ(笑)
                edosonkjeirosu



    えっと、刺さってますけど。(´∀` )ちなみに、後ろにいるメタボの男性は、4代目フリッツ・チャネラーのエドソン・ケイロスです。


    『宇宙からの医者』に登場するエリア・ノーア博士曰く、

    「この3ヶ月間、私はドクターフリッツと接触してきました。その間に、何度となく彼の手術を観察してきました。はっきり言って、彼の外科治療の手順は、全くバカげています。例えば、手術の時、彼が、女性患者の後頭部の孔から、針を極端に暴力的なやり方で挿入させるのを見ました。あのように針をメチャクチャに動かせば、様々な機能組織を損傷させるでしょう。特にその部位は、呼吸をつかさどっていますので、普通なら死んでしまいます。運がよくても、全身不随になって、起きられません。しかし、ドクターフリッツの場合、そうはならないのです。私は、膝の関節炎の手術も観察しました。彼のメスの動かし方は、全くもって理解に苦しむものでした。彼は、膝の中で、無理に開口部をのばしたり、メスを上下させたり、ねじ曲げたりしたのです。医学的には、そんな行為は、何の改善にもならないばかりか、恒久的に膝を破壊してしまうことでしょう。そのうえ、これらのすべてが麻酔もなしに行われているのですから、驚きです。もう一つ、注意を喚起したいのは、これらの神経外科手術のあと、常識では、患者は数日間はベッドから動くこともできないのです。しかし、ドクターフリッツの場合は、手術後、即時に普通の状態に戻ります。そして、しゃべれるどころか、歩くこともできるのです」



    ということでしてね。もー、麻酔してようがしてまいが、どうでもよくなってきました。

    あと、瑣末なことなんですが、ルーベンス版@ドクターフリッツの場合、切開手術の後にボランティアの看護婦が傷口を縫合するんですね。アリゴー時代は、縫合なしでも傷は勝手に治るみたいな話だったのですが。



    ☆☆☆☆



    なんにせよ、この手のヒーラーがインチキかインチキでないかを判断するために注視するべき重要な要素は「金の流れ」だと私は思っています。


    お金という利益を得ることで、あらゆる集団偽装やトリックの意味もあるというものですが、利益がでない場合、詐欺活動の意味がないですから。


    でもね、「布施の必要はなく無料です。ところで貧しい人のための病院を建設するので寄付を受け付けています」という手法があって、私はこれを「サイババ式集金法」と考えていますが、寄付金が莫大な金額になったり、村おこしレベルで観光のメッカになっていると限りなく臭い。とにかく重要なのは、ホシの生活ぶり(容疑者扱い)ですよ。


    パンタ笛吹氏の本を読む限りでは、ルーベンスは払えない人には無料で、ガーゼ代や注射器代は募金箱方式で10ドルを寄付してもらっていたそうです。これじゃ常に赤字状態で、ルーベンスはコンピューター技師という自身の本業で稼がないといけません。ちなみに、彼が乗ってる車はペンキの剥げたシトロエン。


    ルーベンスが、ドクターフリッツの診療所を、スラム街からスラム街へ転々と移動し、場所が一定しなかったことや、歴代フリッツ・チャネラーが受けてきた迫害を考えると、観光地化のために企まれた壮大なヤラセというのはないと思うわけですよ。



    ☆☆☆



    そもそもブラジルでは、「霊的な能力でお金を稼いではならない」という考えが浸透してるみたいでね、カトリック的な「神の使いは清貧であるべき」という価値観もあると思います。


    初代ドクターフリッツのアリゴーが、患者からいかなる金品や必要経費代も一切受け取らなかったことを考えると、「ガーゼ代と注射器代の寄付を貰う」ことにすらもルーベンスに文句言ってる人はいたようです。



    こんな国で、ヒーラーやってても金にならんわ。( ノ゚Д゚)



    としか考えられない、ブラジルスピリチュアル界の事情がそこにあります。日本だってそうであるべきなんですが、日本はアメリカ式精神世界ビジネスにそっくり影響を受けているので、無理ですね。結果、毒にも薬にもならない商売人ヒーラーが大量生産されました。



    ☆☆☆



    これだけ規格外の心霊治療なんだから、ドクターフリッツ現象はもっと評価されてもいいと思うのです。


    どうして、ブラジルのスピリチュアル本は日本で殆ど翻訳されないのでしょうか?翻訳本は大抵がアメリカ経由です。日系ブラジル人も多く、ポルトガル語話者がいないわけじゃないのにね。ブラジルに関してはサッカー関連だったら沢山あるんですよ。


    せめて、ドクターフリッツ関連書籍には復刊してもらいたいものです。



    今現在ブラジルには、アランという6代目のドクターフリッツが登場している模様なんですが、この人の素性がよくわからないので本物かどうかは謎です。正直言って、歴代フリッツ・チャネラーの中でも、もっともインチキ臭い雰囲気を醸し出してるんだな、これが(笑)











     
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