稲垣勝巳著 『生まれ変わりが科学的に証明された!』

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    ラタラジュー
    私、ネパール人よ〜。あんたも?



    え〜、あの稲垣勝巳先生が、『生まれ変わりが科学的に証明された!』なんて大胆なタイトルの新刊をナチュラルスピリットから出しておられます。


    稲垣先生の前世療法セッションを行なう過程で何か進展でもあったのか?と思い読んでみたら、

    な〜るほど・・・・前作『前世療法の探求』に出てきた里沙さん(仮名)の、ネパール人の前世人格が話すネパール語を検証してみたのですね。


    退行催眠において被験者が語る前世記憶については、「脳が都合の良いストーリーを作りだしているに過ぎない」とか、いろいろな批判がありますが、本人が習ったこともない外国語で喋りだした場合、これまた話は変わってきます。


    稲垣先生のクライアントの一人である里沙さん(仮名)は、ネパール人の村長ラタラジュー(この本ではラタ・ダジュール)という男の記憶を語り、断片的ながらいくつかネパール語のキーワードを残していました。


    ☆☆☆


    今回は里沙さんが、"ラタラジューの前世人格"というような状態になった時、催眠下でネパール人との会話が成立するかどうかを試みたわけです。


    いわゆる応答型真性異言に関する本には、スティーブンソン博士の『前世の言葉を話す人々』がありますが、正直、この本は読んでも「よくわからん」と言った感じで、いまいちピンとこないのですよね。会話の成立度も微妙というか。


    『生まれ変わりが科学的に証明された!』の里沙さんも、会話の成立度でいけばどうなんだろうなあと思うのですが、この事例の注目するべきところといえば、ネパール語で会話する里沙さんの映像がある、という点ですか。


    これは、「世界初」らしいです。スティーブンソン博士の被験者にもテープはあるでしょうが、私が聞くことはできないし、聞いてもわけわからんだろうから、正直意味がないっす。





    というわけで、公開されているこの映像はとても貴重。↓

    http://www.youtube.com/watch?v=ihGcQzn6Lgo&feature=related
    http://www.youtube.com/watch?v=VnoxzWcpdqQ&feature=related
    https://www.youtube.com/watch?v=nhhOUawt-p8



    ☆☆☆



    これねえ・・・・「ラタラジュー」は自分はタマン族だと名乗ってるわけで、タマン族のネパール人との会話を見てみたいような。


    番組内では、理沙さんの映像を見たタマン族の人たちが、「すごいよ。彼女はタマン族の発音でネパール語を喋ってる」と驚いていたわけだし。


    里沙さんがひそかにネパール語を勉強していたとしても、特殊な地方部族の発音なんて、現地に相当精通していなきゃ無理だと思うんですけどね〜。


    ま〜だからといってこの事例をもって「科学的に証明された」かどうかは疑問なのですが、この本が非常に実証的な態度で里沙さんの真性異言を検証しているのは確かです。



    ☆☆☆



    (2015年追記)
    ところで、上の動画の番組中に登場する、中部大学の言語学者・大門正幸教授なんですけどね。


    ほら、「これって本当に会話として成立してるんだろうか・・っていう〜」みたいな発言で、番組の盛り上がりに微妙に水をさしていたお方(笑)


    実は、理沙さんのネパール語の真偽を検証するために尽力していたのは、この大門教授だったんですね〜。最近、大門教授の著作『なぜ人は生まれ、そして死ぬのか』で知りましたよ。


    それによると、稲垣先生は大門教授と出会う前、理沙さんのネパール語の鑑定を二人の専門家に依頼していて、その専門家らはどちらも否定的な反応だったそうなのです。(一人は「これはネパール語とは関係がない」という回答で、もう一人は音声が不明瞭で鑑定不可。)


    ・・・・専門家あてにならんね(笑)



    いやあ・・・・、例えば、明治時代の東北地方の人たちの言葉を、フランス人の日本語学者が理解できるのでしょうか??正直、日本人の私ですら、何言ってるかわからない気がする。ネパール人はネパール人でも、タマン族ですよ、タマン族〜(いや、タマン族知らないけど)


    もし、大門教授の協力がなければ、稲垣先生は、理沙さんのネパール語を「ネパール語ではない」と判断したままだったかもしれません。大門教授、GJです。(´∀`)


    それから・・・・大門教授は、2010年にネパールのナル村へ調査に行ったそうなんですけどね。この理沙さんのネパール語の検証に関して、ちょっと面白い事実が本にあったので、私が勝手にご紹介いたします。



    だって、あの番組のナル村調査はどうにも、しょっぱい結果すぎるんだもの。(´ω`。)




    --------------『なぜ人は生まれ、そして死ぬのか 過去生記憶、臨死体験が示す人生のほんとうの意味』より



    セッションの中でラタ・ラジュールとしての理沙さんは、
    自分が死んだ年齢を「アト・サトリ(8と70、つまり78歳)と言っていました。
    現在のネパール語では、このような表現はせず、ネパール語の母語話者はみな、
    「この部分はおかしい」と発言していました。

    言語には二桁以上の数について述べる場合、日本語や英語のように大きい位を先に置く言語と、
    ドイツ語のように小さい位を先に置く言語があります。
    ラタ・ラジュールが言った「アト・サトリ(8と70)」は
    小さい位を先に置くドイツ語ふうの言い方ですが、ネパール語ではこのような表現はしません。

    ところが、ナル村で調査をしたところ、その村ではまだ教育が普及する前の昔は、
    「アト・サトリ(8と70)」のように小さい位を先に置く数え方をしていたというのです。
    この習慣は、筆者達がインタビューした、70歳を超えた元村長にとってもすでに過去の習慣で、
    本人はそのように数を数えたことはないとのことでした。
    しかし、筆者達は、103歳の最長老から話を聞いた時、本人がそのようにして数を表現するのを目撃し、
    それが確かに大昔の習慣だったことを確認しています。



    --------------





    ・・・・・・(´Д`)






    はい、理沙(仮名)さん!
    あんたもうラタ・ラジュールに決定!!( ノ゚Д゚)




    ・・・なーんて思っちゃうのは気が早いってもんですかね。しかし、このレベルの真性異言はそうあるものではありません。








    2010年12月04日の記事を加筆修正しました。  
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